【西那須野　塾】新世代の授業？ | 西那須野で塾を営み行う集団授業と問題演習で志望校合格を目指しましょう

情報が溢れている世の中だからでしょうか？

最近は1.25倍速などでYouTubeの動画を見る若い子たちが急増しているようです。

塾講師としても、「ふぅん。そうなんだぁ。倍速かぁ」ではなかなか終わらせられない問題かなと。

倍速が当たり前になってしまうと、現実での講義をゆっくりに感じるでしょうから。

ゆっくりに感じるとは、つまり「退屈に感じてしまう」ということなのです。

これは由々しき問題でしょう。

若者文化が教育文化にも大きな影響を及ぼしかねないということです。

じゃあ現場の人間も1.25倍速で話せばいいじゃんと思われるかもしれませんが、おそらく指導者というものは人前ではゆっくり話すことを本能レベルで植え付けられているはずなので、早口で話すだけでも不安に感じるでしょう。不安に感じるせいで早口で話しながらも、同じことを2回も3回も繰り返してしまったら本末転倒です。逆に退屈な授業になってしまうでしょう。「壊れたロボットかな？」と生徒たちは面白がるかもしれませんが笑。

倍速で動画を見ることが理解度にとってどうなのかということは、現段階では審議する段階ではないでしょう。

倍速で動画を見ることが当たり前になった世代を、もう少し長い目で見なければ分かりません。

（倍速で動画を見ても理解度に変化はないという研究結果はすでにあるようですが、さすがに材料が少ないはずです。ただ倍速で動画をみている生徒たちが多いことを知って、速めに話して講義をしてみたら「分かりやすい！」「面白い！」という評判だった大学教授の方もいらっしゃるようです。これは気に留めるべきでしょう）

まぁ今のところ大切なのは、倍速で動画を見ることに需要があるということです。

世の中ってやつは正論が正しいのではなくて、需要があるものが正しいのです。

この現実とはすべての教育者が向き合わないといけないでしょう。

「人前ではゆっくりではなく早口で話せ！」と怒られる世界が、もうすぐそこまで迫っているのかもしれません。

時代とは移り変わり行くものですから。

僕も速く話す練習をしておかないと、新しい時代に取り残されてしまうかもしれませんね。