【西那須野　塾】大学統合の流れ | 西那須野で塾を営み行う集団授業と問題演習で志望校合格を目指しましょう

東京工業大学と東京医科歯科大の統合協議が開始されるそうです。

21世紀の始まりには埼玉大学と群馬大学の統合が間近になったこともありましたが、結局は紳士と淑女の恋愛のように未練はみせずにお互いに別の人生を歩むことになったので、必ずしも統合が実現するわけではないでしょうが、この先はどうなっていくのでしょう。実現がされれば国内の大学戦闘力ランキングの金メダル「東京大学」、銀メダル「東京工業大学と東京医科歯科大の融合大学」、銅メダル「京都大学」という予想もあります。

これはなかなかの事態ですよね。

「東は東大・西は京大」という古典的で伝統的な対立構造が揺るがされるということです。

今回の大学統合の水面下には、どうやら「国際卓越研究大学への認定」があるようです。

国際卓越大学に認定されることによって、2024年以降は1年辺り数百億円の研究費用が支援されるそうです。

認定される認定されないでは、「格差が生じるなんて生ぬるい言葉では表現できない格差が生じる」でしょう。

しかし海千山千の世界と戦う大学を育てていくためには、「選択」と「集中」が必要なのは間違いありません。

こればかりは仕方がありません。

大人の男女が将来を見据えて契りを結び合うことがあるように、歴史ある大学と大学が将来を見据えて契りを結び合うことがこれからは増えるのかもしれません。これがロマンティックな恋愛なのかどうかはさておいて。

世界大学ランキングから推測すると、国際卓越研究大学へ認定される可能性がほぼ確実なのは以下の5校です。

東京大学・京都大学・東京工業大学・大阪大学・東北大学

国際卓越研究大学の認定は最大で7校が予定のようなので、残りの2枠を争うのは以下の大学でしょうか？

北海道大学・筑波大学・名古屋大学・九州大学・早稲田大学・慶応大学

残りの2枠を争う可能性がある大学軍は、吸収合併をして戦闘力の強化を図る可能性はあるのでしょうか？

世はまさに下剋上が渦巻いた信長・秀吉・家康時代を彷彿させる、大(学)戦国時代なのかもしれません。

筑波大学の動向によっては、関東圏の国公立大学の勢力図もまだまだ変わる可能性も秘められているので、この問題は将来の大学受験生たちにとっても遠からず少なからず影響があるお話なのかもしれません。

かつて僕が求愛した一橋大学には、いったいどのような未来が待ち受けているのでしょう。

そしてご縁があった埼玉大学には、いったいどのような未来が待ち受けているのでしょう。

しかし告白されたが東京都市圏でないのでお断りした東北大学は幸せになれそうなので、まことに何よりです。

愛したかった大学と愛した大学と愛してくれた大学、みなそれぞれ幸せの形をみつかることを願います。