【西那須野 塾】寺子屋、そして200年

query_builder 2022/05/05
大田原市_塾中学生大田原高校大田原女子高校定期テスト
あの時と変わってしまったのは……

勉強なんかしなくてもいいよ。


勉強なんかしても意味ないよ。


こういう声が聞こえるようになったのは、いつからなんでしょう。


江戸時代に寺子屋が誕生したころは、きっと真逆だったはずなんです。


勉強はとても素晴らしいよ!


勉強はとても意味があるよ!


200年近くの間に勉強にいったい何が起きたというのでしょう。


これからは僕の推測の話になります(僕のブログなので当たり前っちゃ当たり前ですが笑)。


そもそも子供たちに勉強なんか意味ないよとささやくのは誰かというと、周りの大人たちなんです。


じゃあ江戸時代と現代の違いでは、大人たちの考えが変わってしまったということでしょうか?


いやいや、そんなことはありませんよ。


江戸時代にだって子供たちに対して、「勉強なんか必要ないよ」という主張の大人たちはいたはずなんです。


ここは200年前から変わっていません。


江戸時代の識字率は50%だったことを踏まえると、2人に1人の子供は勉強は必要ないと言われたのかもしれません。


でも「勉強は必要ない」と子供に言い聞かせた50%の大人たちも、本当は寺子屋で学んでもらいたかったんじゃないんですかね?


今でいうぽつんと一軒家といいますか、当時ではぽつんと一集落といいますか、何はともあれ山深い所に住んでいて就学機会に恵まれないので泣く泣く勉強への未練を絶たせたり、当時は女性が学ぶことへの抵抗感みたいな社会風潮が存在していましたので、表立って自分の娘さんに勉強をさせてあげられなかった家庭もあったでしょう。


僕の想像でしかありませんが、江戸時代の大人たちはみなみな勉学の大切さを理解していたんです。


それなのに200年たったいま、すべての大人たちが勉学の大切さを理解していない。


江戸の大人たちは、令和の大人たちをみて何を思うのでしょう。


僕はこのことを想うと、少しだけ胸が痛くなる時があります。

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学習塾マジック

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