【西那須野　塾】思いがけない幸運はすぐそこに | 西那須野で塾を営み行う集団授業と問題演習で志望校合格を目指しましょう

思いがけない幸運に恵まれることを、棚から牡丹餅と言います。

そもそもなぜに牡丹餅を棚に置いたのかというと、食いしん坊の童がおっかあの目に隠れて美味しい牡丹餅を棚に隠したというわけではなく、神様へのお供え物として美味しい牡丹餅を神棚に置いていたと考えるのが自然でしょう。

棚から牡丹餅という言葉を聞いた少年時代の僕は、棚の下で寝そべって鯉のようにぱくぱくしているだけで牡丹餅が落ちてくる状況を思い浮かべたものですが、そのような怠け者には埃の塊が落ちてくるのが関の山でしょう。

思いがけない幸運に出会うような徳の高い方々たちは、「いやいや、本当にたまたまだよ」と謙遜されたりするのが世の常ですが、僕は彼らがよほど聖人で君子のような行いを人の見えないところでも日頃からしていたのだろうと思っています。

確かに世の中にはやけに強運の人がいます。

でも羨むだけでは悲しくむなしいので、殊勝な僕は彼らの運の良ささえも自らの糧にしようとします。

『まだまだ僕は棚から牡丹餅ポイントが足りていないようなので、これからもより一層誠実に生きよう』

そうやって自分に言い聞かせれば、多少の苦労は何のそのです。

そして確かに今までもなぜだか分からない人生での摩訶不思議な幸運は、多少なりとも経験はしました。

どこかの誰かが僕の猪突猛進の頑張りに何らかの情念を抱き、美味しい牡丹餅を恵んでくれたのかもしれません。

僕が”がんばる”という4文字に大きな希望を見出しているのも、こういう経験が理由なのかもしれません。