【西那須野　塾】学業の成績と地頭の良さ | 西那須野で塾を営み行う集団授業と問題演習で志望校合格を目指しましょう

勉強が出来る人は「努力しているというよりも、地頭が良い」という評価をされがちです。

う～ん。

僕はこの問題に関しては、別にそんなこともないだろうという派閥です。

現に僕は子供のころから地頭が良いという評価をされたことは、何かの間違えの一度さえもありませんでした。

小学生の頃に頭が良いねと褒めてくれたのは家族ぐらいです。そんなもの地頭の良さには入らんでしょう。小学2年生の頃の僕は5の段のかけ算でさえ苦戦を超えて、頭を抱えるほどに絶望した記憶があります。地頭が良い子というのはね、5の段如きで顔面蒼白になってついでに頭も真っ白になってしまっている情けない僕の前で、すでに9の段までスラスラ言えた神童のＳ君みたいなことを言うのです。

しかしさすがに僕も塾講師をしているぐらいなので、おいおいは「めちゃくちゃ勉強が出来る男」という評価に変わります。

この時に変わったのは僕の脳味噌の回転速度ではなく、勉強への姿勢に他なりません。

僕は「学業の成績を上げるために努力はしなかったよ」なんてつまらい嘘は、子供たちにもつきません。

間違いなく努力はしました。おそらくほかの人よりも努力しました。同じ中学校で3本の指に数えられるだろう努力もしました。

運動の体力は50mを風のように疾走すれば呼吸困難となり、普段はなんとも頼りがいのある体育の先生が救急車を呼ぶか呼ばざるか躊躇逡巡してみっともなくあたふたしてしまうレベルですが、勉強の体力は椅子に8時間座っても余裕でした。

さすがにこれを努力の才能がないとは僕も言い切りません。

僕にとっては懐かしい記憶があります。

僕が古代文字に分類されても文句は言えないだろう小汚いブロック体を書く中で、すらすら美しい筆記体を書き僕に今までの8年間の義務教育の過ごし方を猛省させるほど神童だったA君にも、僕の成績が覚醒した中学3年生になってからは渡り合えていた気がします。

先ほども言いましたが、確かに僕は努力の才能は天賦のものがありました。

それは否定しません。

僕がもともと地頭が良いタイプだったかというとそんなこともありません。

それは肯定できます。

だから前々から僕は「生まれ持った頭の回転速度だけで学校の成績が決まる」という意見には否定的です。